陽光美術館

陽光美術館

日本庭園の中、浮殿のように池中に浮かぶ美術館。
日中文化交流の懸け橋になることを願い、日本磁器発祥の地である佐賀において、そのルーツである中国陶磁器を展示しています。
ゆったりとした時間が流れる、文化・芸術のひとときをお楽しみください。

沿革

  • 平成8年9月

    佐賀県武雄市に財団法人陽光美術館を設立

  • 平成25年10月

    公益財団法人へ移行

  • 平成25年11月

    静岡県伊東市に中国当代髄一の水墨画家「崔如琢」氏の作品を展示する「崔如琢美術館」を開館

  • 平成26年10月

    佐賀県教育委員会より登録博物館として認可を受ける


  • 館内
  • 内観

主な収蔵品

翠玉彫虫活連胡芦瓶

翠玉彫虫活連胡芦瓶(すいぎょくちょうちゅうかつれんころびん)

清時代
翠玉とはヒスイのことを言います。
本品はひとつの翡翠の原石から彫り上げられた蓋付きの瓶です。トンボやバッタなどの虫が彫刻された本体と蓋を繋ぐ鎖で構成されています。
翡翠は硬い一方でもろい性質も持ち合わせており、彫刻には高度な技術と経験を要します。
一説では親子三代にわたって制作されたとも言われています。
※現在展示されておりません。


元青花藻文壺

元青花魚藻文壷

元時代(1271-1368)
青花とは「青い文様」の意で、日本では染付と呼ばれます。
青花磁器の本格的な登場となった元時代は、 陶磁器史に画期的な発展をもたらし、世界中を魅了し広く輸出されました。
この作品は元時代の早い時期に製作されたものと思われます。
※現在展示中


桃花紅観音瓶

桃花紅観音瓶

清朝康煕 朗窯(1705-1723)
清朝窯芸の精粋を尽くした技法を持って焼成された清代磁器を代表する貴重な作品と言える桃花紅は、 格のある清代最高に珍重される磁器です。
桃花観音紅瓶は、官窯として作られたもので、宮廷内において、皇妃や女官達の間で愛玩用として珍重され、 優雅で実に美しい形をしています。
文様は釉薬を吹き付ける方法によって生じたものであり、三回程度の燃焼吹付を繰り返しています。
1705~1723年頃、朗窯で焼かれたものであり、非常によく発色しています。
※現在展示中


白磁龍船

白磁龍船

清朝末
釉薬をかけず焼成された白磁の船です。
重なり合った展望台は豪華で緻密な造りをしており、人の表情も活き活きとしています。
磁都として名高い景徳鎮で作られました。
※現在展示されておりません。


※常設展示は行っておりませんので、展示されていない場合もございます。
展示品については、お気軽にお問い合わせください。